実りの秋です。羊蹄山ろくは、ジャガイモの収穫作業が始まっています。夏の初めは天候不順でしたが、土の中で育つジャガイモは影響がなかったようです。去年より、いいかもしれないとのことです。もらった男爵イモをレンジで焼いて食べましたが、ホックホクでおいしかった～。

　日曜日に京極に行ってきました。弟の奥さんの実家がジャガイモ農家で、この時期は家族総出でイモ堀りです。イモ堀りといっても、トラクターで畑を掘り返して、それを自動的にカゴに入れていく大掛りな作業です。畑が10ヘクタール以上もあって広いことと、雨に当たると品質が悪くなるので晴れた日に限られ、収穫には9月いっぱいかかります。



　ここ数年、うちの奥さんも食事係として何日か手伝いにいっています。いつも、おいしいジャガイモをどっさりもらっているので、ほんのお礼のお手伝いです。今年は春先に足を骨折して、まだ完全には治っていないので、一日だけの日帰りでした。何のとりえもない私は、アッシー君こと運転手でした。

　羊蹄山は頂上に雲がかかっていましたが、窓から見えるのは羊蹄の大きな山容と広々とした畑だけです。密集した家の屋根ばかりの札幌とは比べ物になりません。空気がおいしいし、なんといっても水がうまい。

　昼食は、札幌で買っていった浜中産のサンマです。今年のは太っていておいしいですね。ダイコンは、畑から抜いてきたのをおろします。水水しくって、これがまたうまい。大豆はさすがに長雨の影響をうけて小ぶりですが、枝豆で食べるにはちょうどいいサイズです。中華スープに入った豆腐はお隣の喜茂別産ですが、プリンとしていて、これまたうまい。

　夕食は鳥の丸焼きをメーンに、ゴーヤと玉子を炒ったもの、イカ刺しに中華サラダなどです。玉子は近くの農家から買ってきたもので、生みたてです。新鮮なのはやっぱりいいですね。

　羊蹄山ろくは、うまいものずくし、グルメの宝庫ですね。グルメといってもジャガイモやダイコン、枝豆に玉子ですから、どこにでもある食材です。そのひとつ、ひとつが味わい深いのは、水がいいからですね。羊蹄の伏流水が、山ろくを潤わせて、実りの秋を演出しているのです。



　午後からは、近くの川で釣りをしてきました。途中でにわか雨になって1時間半ほどで帰ってきました。ニジマス2匹とイワナ１匹でしたが、札幌に帰ってから塩焼きにしましたが、これもおいしかったですね。
(写真右は、ことし7月16日生まれのスモモちゃん。まだ小さいから、お留守番でした）

　京極がすっかり気に入りました。来年は泊りがけで何日か行きたいですね。そのときは、中学生以来の羊蹄登山にチャレンジですね。

（あすは京極にあった、もうひとつのグルメを紹介します）


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9月8日　＜誕生＞　木下　尚江（1869－1937）明治の社会主義運動家
「大臣大将の胸に光るは何ですェ、金鵄勲章？ イエ～違います
可愛い兵士のしゃれこうべ！ ポコ、ポンポコ～、ポン
お金持衆のコップに光るは何ですェ、シャンペーン？ イエ～違います
可愛い女工の血の涙！ ポコ、ポンポコ～、ポン」（「良人の自白」社会糖売の歌）
　　　　　　　　　　　　　　　　（桑原武夫著「一日一言」から）

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